簿記2級の財務諸表って何?

財務諸表とは

簿記にまつわる専門用語を見ていこう!

簿記検定の受験生の声をまとめたページで、「簿記の勉強で大変なところは?」という質問に対して「用語が難しい」という答えが多かったことをご紹介しましたが、確かに、簿記には特殊な用語が数多くあります。見方を変えれば、そうした特殊な用語をきちんと理解することが、簿記の勉強の第一歩ということになります。

財務諸表とは
まずは「損益計算書」から説明をスタートしましょう。
前のページで、毎月の現金の収支を記録する家計簿の話をしましたが、あれも一種の損益計算書です。損益計算書というのは、収益(収入)と費用(支出)を記録することで、一定期間の間に企業がどれだけ儲けたのか、あるいは損したのかを明らかにする報告書のことです。ビジネスの世界では、英語表記の頭文字を取って「P/L」なんて呼んだりします。

企業において重要なのは経営成績(一定期間の損益)だけではありません。たとえば、その年は赤字だったとしても、それは新たに工場を建てたためで、その工場が今後利益を生んでくれるのなら、赤字は赤字でも「良い赤字」ということになります。
その意味では、企業がどれくらいの土地や建物を持っているかを把握することも重要で、そうした財政状態を記録した報告書を「貸借対照表」と言います。

損益計算書をP/Lと呼ぶのと同じように、貸借対照表のことはB/Sと呼びます。そして簿記の世界では、このP/LとB/Sを合わせて「財務諸表」と呼んでいます。

さて、損益計算書が「収益」と「費用」で構成されているように、貸借対照表は「資産」「負債」「資本」によって構成されます。
資産というのは、先ほども登場した、企業が持っている土地や建物などのこと。一方、負債というのは、銀行からの借り入れや、未払いのお金などのことを指します。そして資本というのは、資本金に代表される、事業を開始するにあたっての元手のことです。

この資産・負債・資本は「資産=負債+資本」という関係が必ず成り立つようになっています。こうした特徴から、「簿記はパズルのようで面白い」と感じる受験生も少なくありません。簿記を勉強するうえでは、ちょうどパズルを楽しむような、柔軟な頭と遊び心が必要だとも言えそうです。

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