簿記2級の試験科目が変わりました。

商業簿記と工業簿記

日商簿記2級は、平成28年6月~平成30年6月にかけて、試験科目が大きく変わりました。試験科目が変われば、勉強時間や勉強方法も変わっていきます。どのように変わったのでしょうか?

試験科目がどう変わったの?


受験生にとって試験科目の変更は迷惑極まりないものです。
何年も頑張って勉強してきた受験生は、それまでの勉強時間を無駄にしてしまいますし、これから勉強を始める人でも、周りの人のアドバイスといった情報の価値が薄れてしまいます。

さらに、試験科目の変更で難易度が下がってしまえば、「試験科目の変更後の合格者は使えない」と言われてしまいますし、難易度が上がっても「経験がなければ役に立たない」などと、大変な割に評価されないこともあります。

「試験がより実際の企業活動や会計実務に即した実践的なものとなるように、IT化およびグローバル化の進展、ビジネス・スタイルの変化等を踏まえて」(「商工会議所の検定試験」 https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/revision/effect)変更すると言われても、簿記はルネサンスの時代に発明されて、今日まで変わらず使われているものなので、試験科目の変更なんか必要ないと思ってしまいます。

納得いかないまま勉強しても身に付かないので、試験科目がどうして変わったのか、どのように変わったのかを見ていきましょう。

カジノ資金にするため子会社から100億円を超える金を引き出した大王製紙事件、循環取引で連結売上高の水増しをしていた旧加ト吉など、子会社を利用した犯罪が増えました。

こういった犯罪を防ぐには、正しい会計を徹底する必要があるのですが、旧簿記2級では連結会計を扱っていなかったため、グループ内での不祥事には対抗しきれなかったのです。

そこで2017年11月から旧簿記1級の試験科目だった連結会計が出題されることになりました。

確かに連結会計を学ぶのは大変ですが、子会社を使った犯罪を未然に防ぐために必要で、簿記2級合格者はコンプライアンスの一角を担う存在になるのです。



勉強時間はどうなるの?


簿記2級に合格すれば、コンプライアンスという経営者や法律家が担う仕事に携わることになって格好良く見えますが、その分習得しなければならない知識も増えます。

1級の出題範囲が2級に下りてきているということで、勉強時間は大きく増えると思われますが、あまりに増えるようだと割に合わないと感じてやる気がなくなりそうです。

「パブロフくんが日商簿記2級、3級を目指すブログ」
(http://pboki.com/re/boki2_h28.html)では、「過去の2級 2~3か月 今後の2級 4~6か月」と倍になっています。

実際に勉強時間が倍になってしまえば、別の資格試験と言っても良いほどです。

勉強期間6か月と言えば、行政書士や社労士といった独立できる難関国家資格の勉強期間になるので、労力に見合わない感じがします。

これでは受験生も減って、試験科目変更の費用が回収できなくなってしまうので、勉強時間が増えるとしても実際はそこまで増えていないと考えるべきです。

パブロフくんは市販テキストのキャラクターで、受験生の現状には強くなさそうです。次のページで、受験生の現状に強い予備校・通信教育社の最新データを見てみましょう。

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