簿記2級の難易度、試験はどのくらい難しいのか?

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簿記2級の難易度、試験はどのくらい難しいのか?

簿記2級の難易度

前のページでは、日商簿記検定の階級別の特徴を、試験科目の違いも交えながら簡単にご紹介しましたが、それだけではイメージ、特に難易度の実感が湧きにくいかと思います。そこでこのページでは、難易度という観点から、試験の合格率に注目していきたいと思います。まずは、簿記2級から見ていきましょう。

簿記試験の難易度
<簿記2級の合格率の推移>
受験者数 合格者数 合格率
125(H22.6.13) 67,337 26,909 40.0%
126(H22.11.21) 69,100 14,857 21.5%
127(H23.2.27) 66,838 21,653 32.4%
128(H23.6.12) 52,546 18,299 34.8%
129(H23.11.20) 64,052 28,489 44.5%
130(H24.2.26) 53,404 16,808 31.5%
131(H24.6.10) 48,341 14,834 30.7%
132(H24.11.18) 61,796 14,149 22.9%
133(H25.2.24) 57,898 27,538 47.6%
134(H25.6.9) 42,703 5,920 13.9%
135(H25.11.17) 60,377 13,601 22.5%
136(H26.2.23) 55,960 23,254 41.6%
137(H26.6.8) 40,330 13,958 34.6%
138(H26.11.16) 54,188 14,318 26.4%
139(H27.2.22) 55,225 12,054 21.8%
140(H27.6.14) 47,480 16,395 34.5%
141(H27.11.15) 59,801 7,042 11.8%
142(H28.2.28) 70,402 10,421 14.8%
143(H28.6.12) 44,364 11,424 25.8%
144(H28.11.20) 56,530 7,588 13.4%
145(H29.2.26) 60,238 15,075 25.0%
146(H29.6.11) 43,767 20,790 47.5%
147(H29.11.19) 47,917 10,171 21.2%

以上が、ここ10回の簿記2級の合格率の推移になります。
平均合格率は約32%。10人に3人は合格できる計算になりますから、決して易しくはありませんが、合格に手が届かないほどの難関試験ではないことがおわかりいただけるかと思います。取得することによるメリットの大きさを考えれば、この程度の難易度ならば、むしろお得度が高いとも言えるでしょう。

ただし簿記2級試験は、上の表からも明らかなように、回によって合格率の数字に大きなバラツキがあります。たとえば第133回試験では47.6%だった合格率が、つづく第134回試験では13.9%へと、30ポイント以上も急落しています。ですので、平均合格率が約32%だからと言って油断は禁物です。

その他の階級の難易度

このサイトをご覧の皆さんの多くは、簿記2級をターゲットにされていることと思いますが、参考までに他の階級の合格率も併せてご紹介しておきたいと思います。

<日商簿記検定の階級別合格率>
3級の合格率 2級の合格率 1級の合格率
125 27.9% 40.0% 8.7%
126 44.5% 21.5% 13.3%
127 30.7% 32.4% -
128 36.6% 34.8% 10.4%
129 49.8% 44.5% 13.0%
130 49.1% 31.5% -
131 41.1% 30.7% 12.2%
132 31.9% 22.9% 12.9%
133 39.5% 47.6% -
134 33.9% 13.9% 9.7%
135 48.0% 22.5% 10.4%
136 40.9% 41.6% -
137 48.0% 34.6% 9.7%
138 38.5% 26.4% 8.8%
139 54.1% 21.8% 10.4%
140 52.7% 34.5% 8.8%
141 26.1% 11.8% 9.6%
142 26.6% 14.8% -
143 34.2% 25.8% 10.9%
144 45.1% 13.4% 9.3%
145 47.4% 25.0% -
146 50.9% 47.5% 8.8%
147 40.3% 21.2% 5.9%

以上が、ここ10回の階級別の合格率の推移になります。
簿記2級については既に確認しましたので、まずは簿記1級から見ていくと、平均合格率は約11%。10%台の大台を割り込む試験も何回もありますので、ここからも、簿記1級の難易度が別格であることがよくわかるかと思います。

つづいて簿記3級ですが、こちらの平均合格率は約39%となっています。平均合格率の数字だけを見ると簿記2級とあまり変わりありませんが、だからと言って、簿記2級と簿記3級の難易度も同じくらいというようにはなりません。

というのも、簿記2級と簿記3級とでは受験生の質が違うからです。
簿記3級の受験生、すなわち簿記の入門者でも約4割が合格できてしまうのが簿記3級。一方、簿記の学習経験者でも約3割しか合格できないのが簿記2級。難易度の違いとしては、そのように理解すべきでしょう。


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